一般的な虫歯は様々な原因から成り、生活習慣に左右される生活習慣病です。
虫歯の発症には「宿主」「細菌」「食事」の3つの因子に加え、時間、年齢、社会経済環境、全身疾患、知識レベルなどの因子が、関与します。
「宿主」では、歯面の抵抗性と唾液による保護作用が関与します。「細菌」では、虫歯はミュータンス菌などの特定の菌のみで引き起こされるのではなく、プラークという細菌の集合体による複合感染として考えます。「食事」に関しては、炭水化物、特に糖質の量だけでなく、飲食回数、時間、そして食物の性状も影響します。