明治時代に日本の食生活が大きく変わり、虫歯で悩む人が増えました。しかしその当時、日本には歯科医師がいませんでした。そのため、漢方の先生や色々な職人たちが独自に治療をしていたそうです。その後アメリカ人のセント・ジョージ・エリオットが横浜に歯科診療所を開き、弟子入りする日本人が出てきました。その頃の明治政府は国の近代化を急いでおり、1875年に政府が医術開業試験を開始しました。その「歯科」を受験した方が小幡英之助でした。そして、国家試験に合格し、同年10月2日付けで歯科医術開業免許状が下されました。その結果、今から148年前に日本人の歯科医師第一号が誕生しました。
現在では、健康保険証を持って歯科医院に行けば、普通に治療を受けることができます。当たり前に虫歯や歯周病の治療や予防ができる時代でありますので、しばらく歯のチェックを受けていない方や何か気になることがありましたら、当院に相談ください。
2023.10.23