自分の歯が減り、予算やその他の条件でインプラントが無理、となると、入れ歯を作ることになります。
既製服とは違って、事前の試着はできません。一つ一つオーダーメイドで作るので。
オーダーメイドで作った初めての入れ歯をうまく使いこなせる方と、残念ながら、使いこなせない方がいます。
その原因は色々あるとおもいますが、そのうちのひとつに、入れ歯に対する期待度の大きさがあるように感じます。
「入れ歯を作れば、すぐに何でも昔のように食べられるはず!」と期待していた方は、期待と現実のギャップの大きさを受け入れられずに、使い慣れる前に、せっかく作った入れ歯を諦めて使わなくなってしまうことがあります。
反面、「入れ歯では何かと不便もあるだろうが、このまま歯が無いのは困るから、何とかして使えるようになろう」と考えていた方は、上手に使い方をマスターして、「入れ歯を作ってみたら、心配していたよりも良かったわ」と笑顔の結果になったりします。
どんな方にも、できるかぎりの説明をし、最善の入れ歯を作り、笑顔の方を増やせるように、努力を重ねている毎日です。