唾液には洗浄作用と抗菌作用があり、口の中の雑菌の繁殖を防いでくれています。そのため唾液が不足して口が乾くとむし歯や歯周病にかかりやすくなり、また、口臭の原因にもなってしまいます。
唾液は食べる時以外にも分泌されており、噛んだり話したりすることで促進されます。長時間にわたり口を動かさないでいると唾液が減ってしまいます。また唾液の分泌は自律神経の影響を受けているためストレスがあると減少します。
次のような対策で、口の中をきれいにしてくれる唾液を減らさないよう心がけてみてください。
・食事は規則正しく、よく噛んで食べましょう。
・タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂りましょう。
・食事の時間が空くときはガムを噛むと唾液が出やすくなります。
・軽い運動をし、人と会話をしましょう。ストレスを解消し、唾液腺も刺激します。
・睡眠を十分とり、疲れをためないようにしましょう。
・マッサージで唾液腺を刺激してみましょう。
・水分を充分に摂りましょう。カフェインはひかえましょう。
・口呼吸をしないようにして乾燥を防ぎましょう。
・薬の副作用の可能性がある場合には主治医、薬剤師に相談してみましょう。